Unity 1週間ゲームジャムに初参加した話
2020/04/27から開催されているUnity1週間ゲームジャムに参加しました。初参加です。 作ったゲームはこちら。ショットガンでゾンビを肉片にしていき、なんなら自分も肉片になるかもしれないというゲームです。
今回は振り返りや当時の心境も交えて記事を書いてみたいと思います。
参加したきっかけ
参加したきっかけは3つくらいあって
- 学生や恵比寿Unity部でイベントの紹介してるけど私自身は未参加だった
- 業務がノンゲーム系Unityばかりで久々にゲームを作りたくなった
- 積みアセットに活躍の機会を与えたかった
だいたいこんな感じです。Unity1週間ゲームジャム自体には興味があってこちらの書籍も購入して制作の様子なんかを拝見していました。 booth.pm
開発に使える時間や環境の話
現在、仕事はフルリモートでだいたい9:00~18:00まで。そこから夕食を食べ、子どものお風呂からミルクタイムまで入れると諸々終わるのが23時くらい。そこから作業するのでだいたい「1日1~2時間」程度が日々作業できる時間として計算しました。あれ?全然余裕なくね?
1日目(4/27)
「密」というお題が発表されてからも実は参加するかしないかを悩んでました。 というのも完成する気が全然しなくてですね.......まぁとりあえず「密」の漢字や熟語を調べたり、ハッシュタグを追いかけたり、ボーっとしたりしていました。 で、ハッシュタグ追いかけるともうなんかアイディアやビジュアル形にしている方々がいて「やべぇ!」ってなるわけです。
2日目(4/28)
この日も漠然とゲーム作るか悩んでました。というのもそもそも企画が思いつかない、「密」で作りたいゲームが思いつかない等.....とりあえずスプリングセールで欲しかったアセットを買うものの良いアイディアが全然浮かばない。
で、何をしたかというと「とりあえずプロジェクトを作ってキャラを動かす」ということをしました。別に作るゲームは決まってないですが漠然と「トップダウンシューター」作りたいなーとか考えていたのでキャラクターを少し動かして遊んでました。
3日目(4/29)
2日目に引き続きキャラの動きを作ってますが企画決まらず....そんな悩んで時に神のお告げというか気づいたというか「テーマから考えるんじゃなく、自分の好きな領域に無理やりテーマを当てはめる」ってことをすればいいんじゃね?と考え直します。自分が好きな分野や指向にテーマを当てはめてみようと。
で、自分が好きな領域は「銃」「血」「バイオレンス」「クライム」で映画で言えば北野 武監督、ジョニー・トー監督、ジョン・ウー監督の作品が本当にたまらなく好きなのでこのテイストに「密」を組み合わせようと思いました。
で、その時に作ったビジュアルがコレ。この段階では「銀行強盗」ってワードが頭の中をぐるぐる。
久々になんか作ろうかなーと思ってカチャカチャやってるけどもう満足してきた pic.twitter.com/7agmayi0kC
— さわぐち@Iwate.Unity (@amidaSawaguchi) 2020年4月29日
4日目(4/30)
好きな領域に寄せるのはわかったものの「密」にどう繋げるかに四苦八苦。没案をいくつか書くと
- 「麻薬密売組織に潜入し内部から破壊していくゲーム」
- 「スパイ vs スパイみたいなスパイ同士で戦うゲーム」
- 「一般人と麻薬密売人を見極めて射殺するゲーム」
- 「密造したニセ札を運び国境を超えるゲーム」
- 「SAWみたいな密室の脱出ゲーム」
アイディアと開発規模が釣り合わずもやもや。結局その日は自分のイメージを膨らませるためビジュアルを作るのに終始しました。
適当に素材ぶっこんだら映えてきた。血が足りないなぁ pic.twitter.com/UNc7HTjaN9
— さわぐち@Iwate.Unity (@amidaSawaguchi) 2020年4月29日
5日目(5/1)
「密」 = 「密着」 = 「密着状態で使うと威力が発揮する武器」 = 「ショットガン」という閃きがここでフッと湧いたのでこれを下地に作ることに決定。
真っ先浮かんだのがGears of warのショットガンの感じ(1:19~)や、
Doomのショットガン(0:00~)
これらのような「撃ってて気持ちいい」っていうシンプルな部分を作りこむ事に決定。ここでようやく企画の方針が決まります「密着してショットガンを撃ちこみ敵を爆散させるゲーム」となるわけでした。好きな領域で「血」「銃」にフィットすることができモチベが上がります。
ここでアイディアをまとめるためTrelloに実現性は抜きにして登録していきます。それでもなお「本当にこのアイディアでいいのか?」「ていうか完成するか?」っていう不安はまだありました。
6日目(5/2)
まだゲームのロジックもできていないですが、ショットガンで破裂する感じはここで基礎ができあがります。
気持ちいいっちゃ気持ちいい pic.twitter.com/y7vcpckIyP
— さわぐち@Iwate.Unity (@amidaSawaguchi) 2020年5月2日
ただそれ以外は本当に何もかもが全然できていないので、マジでやばかったです。
で、実はここまでのツイートに「#unity1week」を使ってません。正直できないんじゃないかと思っていたのです。
7日目(5/3)
朝から隙間時間でコツコツと開発を進めて夕方の段階でようやく形になりました。ここまでできればなんとか公開できそう!ってところまで行きましたが....
実はこっそり作ってまして、その名も「密着状態でショットガンを撃つゲーム」。ショットガンが嫌いな男はいない。チュートリアル入れたら公開しようかな....#unity1week pic.twitter.com/w9EAVb6ofl
— さわぐち@Iwate.Unity (@amidaSawaguchi) 2020年5月3日
チュートリアルを作ってなかった。作らなければ公開できる、けど作らないと多分「密着してショットガンを撃つ」が伝わらない。あと子どもを風呂にも入れさせないと....ということで遅刻確定。
で、日付を跨ぐか跨がないかのギリギリに無事公開完了!
投稿しました!ショットガンの気持ちよさとゴア表現に振り切ったゲームです!テーマの密は「ゾンビに密着」ってことで!
— さわぐち@Iwate.Unity (@amidaSawaguchi) 2020年5月3日
60-second Shotgun Blues | フリーゲーム投稿サイト #unityroom https://t.co/4xNSpbOxZX #unity1week
まとめ
実装は実質1~2日程度しか使えず、Trelloに登録したタスクの半分は未達でした。ただ当初の「密着してショットガンを撃ちこみ敵を爆散させるゲーム」はちゃんとできたんじゃないかなーと思います。やっぱり何かを作るのは楽しい。創作意欲を久々に開放した良い一週間でした。
次回への宿題として
- Unity1週間ゲームジャム用のテンプレプロジェクトは用意しておく
- ランキング、ツイートボタンは入れておくようにする
- やるかやらないかは早めに決めて迷わないこと
この辺りをしっかり意識しようと思いました。では、これから一週間みんなの作品を遊んでいこうと思います。では、また。