Unity2021アップデートを雑にまとめる
CEDEC2021で発表されたUnity2021のアップデート内容を雑にまとめました。これは「あーその辺の機能アプデされるんだー」程度の箇条書きメモ&走り書きです。詳細知りたい場合は講演の動画を見てください。
Overlay Tools
各ツールはOverlayによるツールバーになる。プリセットも作れる。
Visual Scripting
デフォルトパッケージになる。UnitはNodeに、Super UnitはSub Graphに名前変更。
Device Simulator
デフォルトでエディタに統合。iOS、Androidのポピュラーなデバイスに対応。回線速度、低メモリシミュレーションも
Search
クイックサーチがエディタに統合。右上からプロジェクト全体を検索できる
開発体験の向上
インスペクターの数値フィールドで使える数学機能改善。sqrtや*2が使える。
パッケージマネージャに機能セットの追加。2Dゲーム、3Dゲーム等のパッケージのテンプレート?
Import Activity Window
インポートのプロセスでインポートや再インポートが行われたのか、またかかった時間等も見れる。過去のインポートが見れる。
Plastic SCM
バージョン管理、完全統合
Perfomance
全体的にアセットのインポートが高速化されている 高解像度テクスチャがいらない場合インポートするテクスチャを圧縮できる。開発中に使用
スクリプトの最適化
ビルドパイプラインの最適化による速度向上
M1 Mac対応
Platform
マルチモニターサポート
Chrome OSサポート
Android Platform
Adaptive Performance 3.0
Web GL
ビルド速度改善、モバイルブラウザサポートに向け改善
グラフィックス
Lens Flare System
URP、HDRP向けの新しいレンズフレアシステム。
Light Anchor
ピボットでライトを調整するシステム。
Enlighten GI
Light等のコンポーネントのUXをURP、HDRPで統一
Universal Render Pipeline
Deferred Renderer対応
SceneView Debug Mode
Reflection Probe & BoxProjection
サポート追加。反射表現の品質が向上
Decal System
新しいデカールシステムが追加されました。
Screen Space Ambient Occlusion
モバイルプラットフォームのパフォーマンス向上、ディファードレンダリングサポート、パーティクル対応
その他
ビルトインからの引っ越しがよりスムーズに!?
HDRP
Volumetric Clouds
雲を作れる
DLSSのサポート
NVIDIA DLSS (Deep Learning Super Sampling)。人口知能を使用してグラフィックスの性能と品質を向上させる
Path Tracing
デカールUXの改善
Streaming Virtual Texturing
シーン内に多数の高解像度テクスチャがある場合、GPUメモリの使用量とテクスチャの読み込み時間を削減する機能。実験的な機能。HDRPのみ。Shader Graphに統合されている。
オーサリングツール
テライン
Speed Tree8
URP&HDRP。樹木の生成が可能。
VFX Graph
Shader Graphとの統合が改善。
VFX Graph 2D Support
URP。2D向けに利用できるようになった。
UI Toolkit
新しいUIキット。uGUIと並行して使える。