Shader Graphの超入門レシピ その9~モノクロ、セピア、ネガポジ、モザイク、二階調化~
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今回は1枚のテクスチャにシンプルな画像処理を施してみたいと思います。ノード数も多くないのでさくっと試せるんじゃーないかなーと思います。
モノクロにする
モノクロに変換には以下の式を適用します
color = r *0.3 + g * 0.59 + b * 0.11
この計算は内積 = Dot Productで簡単に行う事ができます。
計算後に「Stepノード」を追加することで二階調化も簡単に行えます。
ネガポジ反転
ネガポジ反転は「One Minus」を使用する方法とその名の通り「Invert Color」を使用する2つの方法があります。
Invert Colorは色の要素単位で反転が可能です。
セピアにする
セピアはモノクロに変換した値に対してそれぞれ以下のスケールをかけ合わせれば実現できます。
mono = r *0.3 + g * 0.59 + b * 0.11
color.r = mono * 1.07
color.g = mono * 0.74
color.b = mono * 0.43
モノクロで出力した値をCombineノードで結合し各要素に対してセピアのスケール値を乗算すればできそうです。
モザイクにする
「Posterrizeノード」を使用することでモザイクを実現できます。このノードは入力された値を指定した階調で出力してくれるノードです。このノードをUVの入力値として使用します。
レトロ風にする
写真に縦線を入れてレトロっぽく表現してみます。モノクロのに対してノイズのX方向のみを取り出し掛け合わるだけでそれっぽい表現となります。
シンプルなシェーダーが連続しましたがエフェクトの隠し味として色々使えそうですね。