さわぐちFMオキーステーション

幸せの鐘が鳴り響き僕はただ嬉しいふりをする

Beginning of Iwate Unity....

この記事は、第二弾 地方IT勉強会 Advent Calendar 2019 地方で頑張るIT勉強会 第2弾 8日めの記事です。

adventar.org

CAUTION!!

ちょっと勢いで書いてるので支離滅裂で読みづらいかもしれません。とにかく気分でタイプしています。これはIwate.Unityが誕生するまでのお話。

誰なんだ...お前はよぉ!?

岩手県奥州市出身、現在首都圏内でフリーとして活動中のさわぐちです。川崎クラブチッタのステージでギターを弾いた数少ないエンジニアでもあるのでは?

普段あまり自己PRしないけどたまにはいいよね..?実績的には一昔前に仕事で作った絵本スタジオってアプリでAppSotre教育カテゴリ(無料)1位を一瞬獲得したり、最近では長野県で開催されたアートイベントでUnityを使用したプロダクトを作ったりとかしました。あと趣味でVRアプリとか作っててOculus Questにリリースしたり

それと平行して恵比寿Unity部のアシスタントとして学習支援活動や都内の専門学校でプログラミング基礎の講義なんかをやっています。

最近子ども生まれたので、ミルク代稼がなきゃいかんのですよ。仕事は365日24時間受け付けてます!パパがんばるよ!自己紹介おしまい。

岩手でUnityってぶっちゃけどう?

「岩手 Unity」で検索すると老舗ライブハウスがトップに引っかかる。(残念ながら平成31年2月28日で閉店したらしい) f:id:amidaMangrove:20191208012042p:plain

パラパラとページを勧めても訪問介護事業所や高齢者専用賃貸住宅等の俺の知らないUnityがひっかかる。途中「スパルタキャンプ in 八幡平」があり知ってるUnityがヒットするもの、天下のUnityと言えども岩手県内での知名度はまだまだと感じたのであった。

「えっ....?Unityって老若男女みんなが触ってるものじゃないのか....?体にも良いらしいし....」

バイアスがぶっ壊れてた俺はこの温度差を解消しようと思い「岩手にUnityを伝える方法」を模索し始めた。

....と頭空っぽに見えるが実は自分なりに真面目な理由があるのだが、それはまた別の機会で。

肉体は東京で精神を岩手に送る方法を考える

チャクラを開く的なものではなく早い話がリモートで何かやろうということだ。東京→岩手は片道3時間近くかかるうえに交通費もバカにならない。ということで第一歩はZoom等のビデオチャットでUnityのWSを開催する方法を考えてみた。

どうせやるなら、ということで東京から岩手にテレプレゼンスロボットを送りそのロボットも使ってやってみようという取り組みに挑戦。codeMoの天沼さんのご協力のもとワークショップに取り掛かる。

テレプレゼンスロボットはPadBot T1というものを使用した。

robotstart.info

今だから言える話だが、前日にgremitoさんもんりぃさん主催のものらじの収録がありめちゃくちゃ飲んだ。翌日、精神は死線を彷徨い肉体はマーライオンになっていた。もてる気力を振り絞り、午後には正気を取り戻しWSは無事開催された。

そして以下が当日の様子 f:id:amidaMangrove:20191208105331j:plain f:id:amidaMangrove:20191208105346j:plain

WSの内容はエディタの基本操作と簡単なドミノゲームを作る、そして質疑応答という内容で現地の皆様の協力もあり初の試みとしては上手く行った(と思う)!

しかしリモートでは補えきれない&不足していた部分もあり課題は多かった。

  • 参加者の手元やPCが見えない
  • コミュニケーションが一方通行になりがち
  • 成果物や参加者全体の表情が見えない
  • 現地の空気感が伝わらない

そのためのPadbot T1だったのだが、彼は机の上をウロチョロしてるだけで終始した。なんてことだ。もっと精度の高いロボットを作ってくれ!あとやっぱり単発感は否めなかったので次の施策を考える必要があった。

肉体を岩手に移動させる

東京→岩手は片道3時間近くかかるうえに交通費もバカにならない。が、これを渋っていたのでは次に進めないような気がしていた。

その頃、タイミングよくというか実は当時妻が里帰り出産だったのでプライベートな部分で東京→岩手を月1で行き来していた。そのおかげもあり最終的に時間と距離と金銭感覚は麻痺させた。案外月1岩手はいけるぞ。

だが岩手の人脈は少なく、何をしたらいいかもわからずイマイチ宙ぶらりんだった。

Unite Tokyo 2019前後での出来事

一番最初のきっかけはUnite直前のイベント「Unite Tokyo 2019 Eve2 LT Fes」にてYAMADA ShuheiさんがOkinawa Unityの話をしてくれたことだと思う。そこで「地方でもコミュニティできるんだなぁ」ととても勇気づけられた。もしかしてこれは岩手でやってもいいんじゃないか.....と.... learning.unity3d.jp

このころ並行して横浜でのUnityコミュニティ、Yokohama.Unityをtomotomospotさんぽうひろさんとで立ち上げたところだったが「岩手でやる」ってのはまだいまいちイメージできなかった。

後ろ向きな俺「岩手でもできるかもしれないけどよぉ.......俺がやっていいのか......ていうか一人でできるのか.....需要あるのか....誰もこないかも.....そもそも....俺は....何のために生きているんだろうか?」

脳内がオーバーフローしたとき、Gotanda.Unityを運営されている青木ととさんのツイートを同イベント終わりに目にしたのである

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おぉぉぉー!そうか俺は考えすぎていたんだ。自分ひとりでどうにかなる話でもないし、ダメだったらダメでそれは良いじゃないか。始めようが終わろうがもっと軽率にやっていいんだと!勇気を貰えた一言だった。

Iwate.Unity開催に向けて

Unite終わってすぐ「とりあえず岩手でやるぞー!」的な事をつぶやいたと思う。するとTwitterで1~2年前くらいから絡みはあった「スパルタキャンプ in 八幡平」のkaz-maxさんが「何か協力します!」と声を挙げてくれたのだ!さらに岩手でエンジニア育成に力を入れているあべたくさんがも快く協力してくれることになり、スパルタキャンプ内でもお声がけ頂けることになった。ここから実現に向け一気に加速していく。

気づけば首都圏内や岩手県在住の方々に支えられてIwate.Unityは誕生したのであった!

iwateunity.connpass.com

さらに、岩手で開催するにあたりなんとユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社様よりノベルティもご提供していただけることになったのである!本当にありがとうございます!

当日の様子

f:id:amidaMangrove:20191208192224j:plain 当日の様子はTogetterのまとめを見ていただくとして....(手を抜いてるわけではなく書ききれないのだ

togetter.com

参加者は岩手県内だけではなく秋田、宮城、さらには都内から参加してくれたのであった!ただでさえ岩手県は広いのに他県からもお越しいただけるなんて.....本当に感謝!

勉強会初主催ということもあり、やってる途中「これで大丈夫か...」「ちゃんと進行できているか...」という不安も結構あったが、参加してくれた皆様や運営を手伝ってくれた方々、そしてLTをしてくださった方々のおかげで無事最後まで無事やりきることができたのだった!

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イベントを終えて

今回のイベントを開催する前から「地方にも熱量を持って活動している人たちがきっといる」という思いをずーっと持ってて、それをやっと肌で感じることができた。本当にエネルギーのある人だらけでみんな幸せになってほしいと心から願ったと同時にそういったエネルギーのある方々と今後も何かを作れたらなーと...烏滸がましいかもしれないけどそう思っている。

やっぱり地方に希望を持ちたいし、そのために自分が出来る事は最大限協力しよう。たかがコミュニティの一歩だけど、生まれ育った地でこういうイベントが開催できて本当によかった。

最後はテルえもんさんのnoteから言葉を拝借して...

note.com

目指すは「岩手をテクノロジーの先進県へ!」です。